コンクリート工学年次大会2019(札幌)

講演情報

第41回コンクリート工学講演会

B.構造・設計 » 耐震補強/既存構造物の調査/維持管理・ライフサイクル

既存構造物の調査Ⅱ/維持管理・ライフサイクルⅠ

2019年7月12日(金) 09:30 〜 12:00 第8会場 (206会議室)

座長:塩永亮介(土木), 塩屋晋一(建築)

[2223] UAVを用いたRC造庁舎の被災調査に関する実験研究

毎田悠承1, 向井智久1, 宮内博之1, 雨谷周也2 (1.建築研究所, 2.WorldLink & Company, SkyLink Japan)

キーワード:crack、damage levels、drone、post-earthquake damage evaluation、residual seismic capacity、UAV、ドローン、ひび割れ、損傷度、耐震性能残存率、被災度区分判定

建築物の被災調査にドローンを活用することを目的として,地震で被災したRC造庁舎を対象にドローンを用いて被災調査に関する検証実験を行った。まず,人間による被災度区分判定と,ドローンを用いた被災度区分判定の結果の比較を行った。その結果,ドローンを用いた被災度区分判定の有効性は確認できたが,建物の構造形式を考慮して使用する必要があることが分かった。次いで,ドローンを用いたひび割れ幅評価を行った結果,1億画素カメラを搭載し,撮影距離5m程度までドローンを飛行させることができる建物であれば,ひび割れ幅を精度良く評価できることが分かった。