[2223] UAVを用いたRC造庁舎の被災調査に関する実験研究
キーワード:crack、damage levels、drone、post-earthquake damage evaluation、residual seismic capacity、UAV、ドローン、ひび割れ、損傷度、耐震性能残存率、被災度区分判定
建築物の被災調査にドローンを活用することを目的として,地震で被災したRC造庁舎を対象にドローンを用いて被災調査に関する検証実験を行った。まず,人間による被災度区分判定と,ドローンを用いた被災度区分判定の結果の比較を行った。その結果,ドローンを用いた被災度区分判定の有効性は確認できたが,建物の構造形式を考慮して使用する必要があることが分かった。次いで,ドローンを用いたひび割れ幅評価を行った結果,1億画素カメラを搭載し,撮影距離5m程度までドローンを飛行させることができる建物であれば,ひび割れ幅を精度良く評価できることが分かった。