コンクリート工学年次大会2019(札幌)

講演情報

第41回コンクリート工学講演会

B.構造・設計 » 耐震補強/既存構造物の調査/維持管理・ライフサイクル

既存構造物の調査Ⅱ/維持管理・ライフサイクルⅠ

2019年7月12日(金) 09:30 〜 12:00 第8会場 (206会議室)

座長:塩永亮介(土木), 塩屋晋一(建築)

[2229] 起振機実験による防波堤の固有振動特性の検討

齋藤将貴1, 藤田孝康2, 梅津啓史3, 三神厚1 (1.東海大学, 2.水産土木建設技術センター, 3.水産研究・教育機構 水産工学研究所)

キーワード:breakwater、natural frequency、rocking vibration、scouring of foundation、ロッキング振動、固有振動、基礎洗堀、防波堤

港湾・漁港の防波堤は,基礎部洗堀等の変状によって,施設自体が傾斜,または転倒した場合,大きな被害となりやすく,第三者被害も引き起こすこともある。そのため,防波堤上部で微動を測定することで基礎部の変状を評価できる可能性があることを既に報告した。しかし,基礎変状の有無や規模を検出できる可能性について報告しているが,波浪等の影響もあることから,微動観測結果からは複数の卓越成分が見られ,実際の防波堤の固有振動数がどの程度の値であるかは確かめられていない。そこで,本報告は、実際の防波堤を起振機によって強制的にロッキング振動させ,その固有振動特性を検討したものである。