コンクリート工学年次大会2019(札幌)

講演情報

第41回コンクリート工学講演会

B.構造・設計 » 耐震補強/既存構造物の調査/維持管理・ライフサイクル

維持管理・ライフサイクルⅡ

2019年7月12日(金) 13:00 〜 15:15 第8会場 (206会議室)

座長:長田光司(土木), 向井智久(建築)

[2235] 劣化速度の差異に着目したRC床版の点検施策プロファイリング

徐磊, 二宮陽平, 貝戸清之 (大阪大学)

キーワード:inspection cycle、mixed markov degeneration hazard model、profiling、rc slabs、混合マルコフ劣化ハザードモデル、点検周期、プロファイリング、RC床版

道路法の改正に伴い,5年に一度の近接目視点検が義務化され,膨大な目視点検データが蓄積されつつある。今後も5年に一度の目視点検を基本としながらも,目視点検データの分析を通し,劣化状況に応じて点検周期を柔軟に決定していくような点検の効率化に資する方法論を開発しておくことが重要であると考えられる。そこで,本研究では目視点検データを用いた統計的劣化予測とリスク評価に基づいて,RC床版の点検周期を2,3のグループに分類するための点検施策プロファイリグ手法を提案した。さらに,点検の効率化を達成する可能性が高まることを実証的に明らかにした。