コンクリート工学年次大会2019(札幌)

講演情報

第41回コンクリート工学講演会

B.構造・設計 » 新材料・新工法(構造)

新材料・新工法(構造)

2019年7月12日(金) 13:00 〜 15:15 第9会場 (207会議室)

座長:大島義信(土木), 楠浩一(建築)

[2243] PCaカーテンウォール剥落防止対策に関する実験的研究

萩野谷学1, 神谷隆1, 村上勝英2, 小野潤一郎2 (1.矢作建設工業, 2.日建設計)

キーワード:curtain wall、polyurea resin、precast panel、prevention of spalling、spalling load、カーテンウォール、プレキャスト板、ポリウレア樹脂、剥落荷重、剥落防止

超高層建築物の外装ではプレキャスト板を使用したカーテンウォール形式が多く使用されている。設計時に想定した地震動よりも大きな地震が生じた場合,外装材が接触してコンクリートの一部の剥落が考えられる。また,築40年以上が経過した超高層建築物が多くなってきた昨今,プレキャスト板の経年劣化に伴うコンクリートの剥落防止対策が進んでいるとは言い難い。そこで,コンクリートを対象としてポリウレア樹脂を吹付け塗膜する剥落防止工法を提案し,プレキャスト板を対象とした実大要素実験を実施した。その結果,ポリウレア樹脂を用いた塗膜補強は剥落対策に対して十分に効果が期待できることを確認した。