コンクリート工学年次大会2023(九州)

講演情報

第45回コンクリート工学講演会

A. 材料・施工 » 混和材料/特殊コンクリート

混和材料2/特殊コンクリート

2023年7月7日(金) 10:00 〜 12:00 第2会場 (502)

座長:迫井裕樹 (土木),西祐宜 (建築)

[1017] 活性化した下水汚泥焼却灰のコンクリートへの適用に関する一考察

藤原颯1, 福永晃久2, 鵜澤正美3, 井川秀樹4 (1.日本大学 2.日本大学 生産工学研究科 3.日本大学生産工学部 4.日本ヒューム)

キーワード:Concrete、Sewage Sludge Incinerated Ash、Centrifugal Molding、コンクリート、下水汚泥焼却灰、ボールミル混合、遠心成形、Ball Mill Mixing

活性化した下水汚泥焼却灰がコンクリートに適用可能か判断することを目的とした。活性化処理方法は,ステンレス製ボールを使用したボールミル混合で活性化スラリーを作製した。それをコンクリートに混和し,フレッシュ性状の確認および圧縮強度試験を実施した。また供試体の成形は振動成形と遠心力成形とし,蒸気養生によりコンクリート二次製品を想定した実験とした。その結果,活性化した下水汚泥焼却灰の混合によるフレッシュ性状への影響はほとんどなく,圧縮強度は増加した。遠心成形でも通常通り成形でき圧縮強度もより増強した。よって活性化した下水汚泥焼却灰はコンクリートへ適用可能であると結論付けた。