コンクリート工学年次大会2023(九州)

講演情報

第45回コンクリート工学講演会

A. 材料・施工 » 強度・力学的性質

強度・力学的性質1

2023年7月5日(水) 10:00 〜 12:00 第2会場 (502)

座長:国枝稔 (土木),鈴木澄江 (建築)

[1026] スリップフォーム工法適用のためのコンクリートの若材齢強度の制御に関する検討

谷口修1, 正木徹1, 水野剣一1, 阿部哲良1 (1.五洋建設)

キーワード:スリップフォーム、若材齢強度、硬化促進剤、遅延剤、slipform method、early strength、hardening accelerator、retardar

スリップフォーム工法の型枠脱型時の強度を制御するために気温変動に伴うコンクリートの若材齢強度について検討を行った。混和剤にAE減水剤のみを使用した場合には気温が高くなるほど強度発現は早くなる傾向にあるがAE減水剤の添加量やセメントの製造ロットによっても強度発現が影響を受けることが示唆された。硬化促進剤や遅延剤を使用することで強度発現時間を制御することが可能であるが,配合によってその時間は異なる。圧縮強度0.1N/mm2とプロクター貫入抵抗の3.5N/mm2は同等とみなすことができる。