コンクリート工学年次大会2023(九州)

講演情報

第45回コンクリート工学講演会

A. 材料・施工 » フレッシュコンクリート

フレッシュコンクリート2

2023年7月7日(金) 10:00 〜 12:00 第4会場 (411)

座長:西田孝弘 (土木),中田善久 (建築)

[1123] フレッシュモルタルの電気化学特性の経時変化に関する研究

臼井千陽1, 藤本郷史1, 原紳1 (1.宇都宮大学)

キーワード:流動性、電気化学特性、スランプ、fluidity、electrochemical property、slump、time dependent change、モルタルフロー、経時変化、mortar flow

スランプ試験は,コンクリートの流動性を評価する重要な試験の一つである。スランプ試験では,サンプルを採取して試験を行う必要があるが,電気化学計測などにより,サンプルを採取せずに,高頻度に流動性を推定できれば有用であろう。本報では,コンクリートのフレッシュ性状の主たる要因であるモルタルを対象に,フロー値の経時変化と交流インピーダンスとの相関性を実験的に分析した。その結果,調合別には交流インピーダンスの絶対値と練上がり時のフロー値によい相関性が観察された。しかし,練上がり後のフロー値の経時変化と電気化学特性には対応が見られず,フロー値の経時変化の推定は難しいと判断された。