[1132] 自己充填性を有するおよび締固めを必要とする高流動コンクリートの実大寸法部材内での品質の分布性状について
キーワード:自己充填性高流動コンクリート、締固めを必要とする高流動コンクリート、硬化後の品質分布、self-compacting high-fluidity concrete、high-fluidity concrete with compaction、quality distribution in hardened concrete
本研究は実大寸法のボックスカルバートの側壁部を,自己充填性を有する高流動コンクリートおよび締固めを必要とする高流動コンクリートを用いて製作し、硬化後の品質分布を測定して,高流動コンクリートの均一性について検討を行った。自己充填性を有するコンクリートでは他のコンクリートよりテストハンマー強度の変動係数がやや大きく、部材の下部になるにつれて大きくなる傾向がみられた。しかしながら,透気係数および塩化物イオン浸透性より,自己充填性を有する高流動コンクリートは均一性が高く,締固めを必要とする高流動コンクリートは自己充填性を有するコンクリートと同程度の均一性を有していない。