コンクリート工学年次大会2023(九州)

講演情報

第45回コンクリート工学講演会

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高強度コンクリート(材料)/マスコンクリート/舗装

2023年7月5日(水) 10:00 〜 12:00 第4会場 (411)

座長:氏家勲 (土木),佐藤幸恵 (建築)

[1136] 大断面を有する節付き杭への高強度コンクリートの適用性に関する検討

神代泰道1, 田中寛人1, 荒川真1, 鈴木貴博1 (1.大林組)

キーワード:高強度コンクリート、場所打ちコンクリート杭、圧縮強度、温度ひび割れ、高温履歴、High strength concrete、Cast-in-place concrete pile、Compressive strength、Thermal cracking、High temperature history

近年,建築物の高層化や大スパン化に伴い,杭の中間に節部を設けることによって,押込み支持力と引抜き抵抗力を増大させた節付きの場所打ちコンクリート杭の適用が進んでいる。節付き杭に高強度コンクリートを適用することで,杭の負担軸力を増大でき,杭の必要本数の低減が可能となる。ここでは節部の断面寸法が4mを超える節付き杭へ設計基準強度80N/mm2および100N/mm2とした高強度コンクリートを適用する場合のコンクリートの品質について,解析および実験的に検討を行った。その結果,セメントの種類を適切に選定することで,温度ひび割れの危険性は小さく,設計基準強度も確保できることを確認した。