[1137] 空練りによるフロック形成が高強度コンクリートのスランプフローに与える影響
キーワード:High-Strength Concrete、Revolving-Double Paddle Mixer、Dry-Mixing、Flocculation、Cryo-SEM、Adsorption of Admixtures、高強度コンクリート、2軸強制練りミキサ、空練り、フロック形成、混和剤吸着
高強度コンクリートの施工の増加が見込まれており,製造技術も対応していく必要がある。高強度コンクリートの流動性は,同配合・同環境でも,練混ぜ条件によって大きく異なる場合がある。本研究では,2軸強制練りテストミキサによる高強度コンクリート配合の練混ぜにおいて,空練り(練混ぜ初期における細骨材とセメントの練混ぜ)による流動性変化に着目した。その結果,空練りによるスランプフロー値差を確認し,Cryo-SEM,混和剤吸着量の分析から,空練りを行うことでフロックが形成され,その後に吸着する混和剤の量やタイミングに変化を生じさせ,流動性に差異が生じると考察した。