[1146] 環境条件の違いが鋼繊維の腐食に及ぼす影響に関する実験的研究
キーワード:鋼繊維、腐食、pH、塩化物イオン、相対湿度、steel fibers、corrosion、chloride ions、relative humidity
本研究では,様々な環境下における鋼繊維の腐食特性を明らかにすることを目的とし,溶液中と気中での腐食試験を行い,鋼繊維の腐食状況の外観観察および質量減少率を評価した。その結果,水中浸漬試験の結果からは,溶液のpHが低く塩化物イオン濃度が高いほど,鋼繊維の腐食は顕著となることが明らかとなった。また,気中暴露試験の結果,鋼繊維表面の塩化物濃度が高く相対湿度が高くなるほど,鋼繊維の腐食は顕著となることが確認された。