コンクリート工学年次大会2023(九州)

講演情報

第45回コンクリート工学講演会

A. 材料・施工 » 再生コンクリート/リサイクル

再生コンクリート/リサイクル

2023年7月7日(金) 13:00 〜 15:00 第4会場 (411)

座長:小澤満津雄 (土木),北垣亮馬 (建築)

[1155] 高炉スラグ微粉末を高含有した再生骨材コンクリートの実用化に向けた基礎検討

髙橋祐一1, 新田稔2, 鈴木好幸3, 松田信広4 (1.五洋建設 2.淺沼組 3.安藤・間 4.東京テクノ)

キーワード:高炉スラグ微粉末、再生骨材コンクリート、再生骨材M、再生骨材L、再生M2種、ground granulated blast furnace slag、recycle aggregate concrete、recycle aggregate class M、recycle aggregate class L、recycle aggregate concrete-class M type 2

再生骨材や路盤材等は,構造物の供用期間中に加え,再資源化の過程でCO2を吸収・固定している。再生骨材のうち再生骨材Lは,Mと比較して低品質ではあるものの,付着モルタルが多いことから,CO2固定量は多くなると考えられる。そこで,本研究では,高炉セメントC種相当の低炭素コンクリートに再生骨材を使用した高炉スラグ微粉末高含有再生骨材コンクリートの実用化を目指し,室内実験において基本的な性状を確認した。その結果,骨材の組合せの影響は小さく,良好なフレッシュ性状および強度発現性を示した。さらに,再生骨材を使用することで,CO2削減量を8.4~18.5 kg-CO2/m3増加できる可能性が示唆された。