コンクリート工学年次大会2023(九州)

講演情報

第45回コンクリート工学講演会

A. 材料・施工 » 新材料・新工法(材料)/ジオポリマー・アルカリ活性材料

新材料・新工法(材料)2/ジオポリマー・アルカリ活性材料1

2023年7月5日(水) 15:15 〜 17:15 第1会場 (国際会議室501)

座長:宮口克一 (土木),梅本宗宏 (建築)

[1161] 火山ガラス微粉末を使用したアルカリ活性材料に関する基礎的検討

大迫雄馬1, 尾上幸造1, 新大軌2, 福永隆之3 (1.熊本大学 2.島根大学 3.九州大学)

キーワード:アルカリ活性材料、コンクリート用火山ガラス微粉末、反応機構、力学的性質、反応生成物、volcanic glass powder for concrete、reaction mechanism、mechanical properties、reaction products、alkali-activated materials

2020年にJIS A 6209として制定されたコンクリート用火山ガラス微粉末(VGP)について,アルカリ活性材料(AAM)の活性フィラーとしてのポテンシャルについて調べるとともに,VGPを用いたAAMの力学的性質および反応生成物について検討した。その結果,VGPはガラス化率が高く,高温環境下でアルカリ溶液中に非晶質部が溶出するが,塩基度が低く反応性は低いことを明らかとした。VGPの一部をフライアッシュもしくは高炉スラグ微粉末に置換することで,AAMの流動性と圧縮強度が改善された。また,置換する活性フィラーによって,反応生成物に違いが生じることを示した。