コンクリート工学年次大会2023(九州)

講演情報

第45回コンクリート工学講演会

A. 材料・施工 » 新材料・新工法(材料)/ジオポリマー・アルカリ活性材料

新材料・新工法(材料)2/ジオポリマー・アルカリ活性材料1

2023年7月5日(水) 15:15 〜 17:15 第1会場 (国際会議室501)

座長:宮口克一 (土木),梅本宗宏 (建築)

[1162] 高炉スラグ微粉末の置換率と80℃の熱水浸せき期間がジオポリマーに混入したバサルト短繊維の劣化に及ぼす影響

長田知紘1, 前川明弘2, 古田ひかり1, 犬飼利嗣1 (1.岐阜工業高等専門学校 2.三重県工業研究所)

キーワード:ジオポリマー、生成物、pH、熱水浸せき、バサルト繊維、曲げ強度、Geopolymer、Product、Hot water immersion、Basalt fiber、Flexural strength

本研究では,ジオポリマーに混入したバサルト短繊維の劣化に及ぼす影響について,ジオポリマーペーストの分析結果やバサルト短繊維補強ジオポリマーモルタルの曲げ強度試験結果から検討した。その結果,高炉スラグ微粉末の置換率が大きくなると生成物のpHも大きくなる傾向にあるが,熱水浸せき期間20日後のpHは減少する傾向にあることが分かった。また,バサルト短繊維補強ジオポリマーモルタルは,80℃の熱水浸せき期間5日でぜい性的な曲げ破壊状況を示し,その傾向は高炉スラグ微粉末を置換するとより顕著になること,80℃の熱水浸せきによりpHは減少するが,バサルト短繊維の劣化は進行することなどの知見を得た。