[1163] ジオポリマーコンクリートの性状と鉄筋腐食に関する研究
キーワード:ジオポリマーコンクリート、常温養生、鉄筋腐食、自然電位、geopolymer concrete、normal temperature curing、steel corrosion、self-potential
本研究では,フライアッシュベースのジオポリマーコンクリートを作製し,その基本性状と鉄筋の腐食性状について調べた。その結果,高炉スラグ微粉末を20%置換したジオポリマーコンクリートでは,加熱養生を行わなくとも,封緘養生28日で40N/mm2程度の圧縮強度が得られた。また,高炉スラグ置換率が大きいほど,塩化物イオンの浸透が抑制され,鉄筋の腐食面積率も小さくなった。さらに,ジオポリマーコンクリートでは,通常のコンクリートに比べて,乾湿による自然電位の変動が大きいことが分かった。