[1180] 高炉スラグ微粉末とγ-C₂Sを含有し様々な温湿度条件で炭酸化養生したモルタルのCO₂固定と強度発現に関する検討
キーワード:炭酸化養生、CO2固定、高炉スラグ、TG-MS、TC、carbonation curing、CO2 sequestration、blast furnace slag、γ-C₂S
本研究では,高炉スラグ微粉末を高含有しγ-C2Sを主成分とした炭酸化混和材を最大30%内割添加したモルタルを種々の条件で炭酸化養生し,強度発現,CO2固定率等の検討を行った。炭酸化混和材添加率が多いほど炭酸化養生強度は大きくなった。CO2固定率は温湿度条件により傾向が異なり,炭酸化混和材添加率によらず同程度もしくは,添加率か多いほど大きくなった。また,養生温度が高い方が炭酸化養生強度は大きくなったが,CO2固定率は同程度もしくは小さくなり,80%RHの高湿度条件ではCO2固定率が小さくなった。またCO2固定率の評価について,ダイナミックTGとTCから算定したCO2固定率は同程度となった。