コンクリート工学年次大会2023(九州)

講演情報

第45回コンクリート工学講演会

A. 材料・施工 » 環境配慮型コンクリート(材料)

環境配慮型コンクリート(材料)2

2023年7月6日(木) 10:45 〜 12:30 第1会場 (国際会議室501)

座長:横関康祐 (土木),鈴木好幸 (建築)

[1184] 高炉スラグ微粉末とカルシウム系刺激材を使用した環境配慮コンクリートの建築物への適用に向けた基礎物性評価

加藤優志1, 渡邉悟士1, 山本佳城1, 黒岩秀介1 (1.大成建設)

キーワード:高炉スラグ微粉末、炭酸カルシウム粉末、ヤング係数、割裂引張強度、中性化抵抗性、乾燥収縮、ground granulated blast-furnace slag、calcium carbonate powder、Young's modulus、splitting tensile strength、carbonation resistance、drying shrinkage

高炉スラグ微粉末にカルシウム系刺激材を添加することで硬化させたコンクリートとさらに炭酸カルシウム粉末を添加したコンクリートを対象に,力学物性試験,促進中性化試験および長さ変化試験を行い,高炉セメントC種相当のコンクリートと比較した。力学物性については,圧縮強度と各物性との関係を比較した。中性化抵抗性については,促進中性化試験による中性化速度係数から鉄筋腐食抵抗性の確保に必要なかぶり厚さを試算した。乾燥収縮ひずみについては,コンクリートをモルタルと粗骨材の二相材料と考え,一般のコンクリートで適用されている既往の複合則による推定値と実験値を比較した。