コンクリート工学年次大会2023(九州)

講演情報

第45回コンクリート工学講演会

A. 材料・施工 » 環境配慮型コンクリート(材料)

環境配慮型コンクリート(材料)3

2023年7月6日(木) 13:30 〜 15:30 第1会場 (国際会議室501)

座長:栗原遼大 (土木),金子樹 (建築)

[1188] CO₂を原材料とする軽質炭酸カルシウムが化学混和剤の分散性能およびモルタルの強度性状に及ぼす影響

西祐宜1, 山宮浩信2, 玉石竜介3, 取違剛4 (1.フローリック 2.ポゾリス ソリューションズ 3.花王 4.鹿島建設)

キーワード:軽質炭酸カルシウム、化学混和剤、高性能AE減水剤、高性能減水剤、流動性、圧縮強度、precipitated calcium carbonate、chemical admixture、air entraining and high water reducing admixture、high water reducing admixture、flowability、compressive strength

近年,大気に排出されるボイラー排ガス中のCO2と高アルカリ排水を原料とした軽質炭酸カルシウムをコンクリートの材料として使用し,CO2の削減及び固定化を図る研究が進んでいる。本研究は,水粉体容積比および軽質炭酸カルシウム置換率を変化させ,多量に混和した軽質炭酸カルシウムが化学混和剤の分散性能およびモルタルの強度性状に及ぼす影響について考察した。軽質炭酸カルシウム置換率の増大に伴い,同一流動性となる混和剤添加率は増加,強度は低下する傾向を示した。本実験により,化学混和剤で流動性の調整が可能な軽質炭酸カルシウムの混和量およびセメント組成物の強度性状に及ぼす影響が確認された。