コンクリート工学年次大会2023(九州)

講演情報

第45回コンクリート工学講演会

A. 材料・施工 » 非破壊検査・診断(物性・耐久性)

非破壊検査・診断(物性・耐久性)3

2023年7月6日(木) 10:45 〜 12:30 第5会場 (412)

座長:古賀裕久 (土木),兼松学 (建築)

[1228] 仕上げ塗装およびその劣化がコンクリートの透気係数に及ぼす影響

島田修弥1, 神田凌太朗1, 寺本篤史1 (1.広島大学)

キーワード:二酸化炭素固定、非破壊透気試験、仕上げ塗装、塗装の劣化、carbon dioxide fixation、non-destructive air permeability test、Finishing Coating、Deterioration of Coating

非破壊透気試験を用いた中性化速度の評価方法が報告されており,表層の透気係数を測定することによって中性化速度を予測することの可能性が示されている。しかし,塗装を有するコンクリートおよび塗装が劣化した場合のコンクリートの透気性に関する研究事例は数が少ない。本研究では,非破壊透気試験であるトレント法 を用いて,塗装の劣化の有無によるコンクリートの透気性を評価することを試みた。その結果,非破壊透気試験によって, 薬品を塗布することによる劣化手法を用いると,塗装種類にはよるものの,透気係数の増大に対して有効であることが分かった。