コンクリート工学年次大会2023(九州)

講演情報

第45回コンクリート工学講演会

A. 材料・施工 » 非破壊検査・診断(損傷・欠陥)

非破壊検査・診断(損傷・欠陥)1

2023年7月6日(木) 13:30 〜 15:30 第5会場 (412)

座長:大野健太郎 (土木),湯浅昇 (建築)

[1235] 吸水させたコンクリート表面の輝度の時間変化に基づく表層品質評価の広域化

宮翼1, 陽田修1, 上村健二1, 村上祐貴1 (1.長岡工業高等専門学校)

キーワード:表層品質、反射輝度、表面吸水試験、偏光フィルタ、Surface qualities、Reflected Luminance、Surface、Water Absorption Test、Polarization Filters

コンクリートの表層品質を定量的に評価する手法として,一度の測定で広範囲を評価可能な反射輝度法が提案された。先行研究では,照度変化等の外乱が生じる屋外環境下においても,照度の変化を補正することで本手法の評価の妥当性が示された。本研究では,先行研究で行われていなかった実構造物を対象とした測定を行ない,検討が不十分であった余剰水の影響についても評価した。その結果,異なる品質の検量線パネルから対象の表層品質を推定できることが示唆され,現在の測定方法では余剰水の影響は低いことが確認された。