コンクリート工学年次大会2023(九州)

講演情報

第45回コンクリート工学講演会

A. 材料・施工 » ポリマーコンクリート/補修・補強(材料)

ポリマーコンクリート/補修・補強(材料)1

2023年7月5日(水) 10:00 〜 12:00 第5会場 (412)

座長:掛川勝 (土木),森島慎太郎 (建築)

[1252] ハイブリッド補修材で補修されたセメントペーストの炭酸化過程における長さ・質量変化率の湿度・CO₂濃度依存性

辻本亜美1, 北垣亮馬1, 呉多英1 (1.北海道大学)

キーワード:CO₂濃度、CO₂ concentration、長さ変化率、質量変化率、ケイ酸塩系表面含浸材、相対湿度、水性ウレタン、length change、mass change、relative humidity、silicate-based impregnant、urethane-based emulsion

ケイ酸塩系表面含浸材と水性ウレタンを併せた補修材を使用し,薄片のセメントペースト試験体に塗布した。その後,それらを相対湿度12,23,33,43,60,70,85%の環境下に静置し,CO2濃度がそれぞれ0,0.03,5%の促進炭酸化試験を行った。補修材の有無に関わらず,試験体を同環境下に静置し,1,3,7,14,28日における長さ変化率と質量変化率を測定した。結果から,長さ変化率は相対湿度とCO2濃度の両方に依存し,湿度依存性はCO2濃度によって異なることを明らかにした。一方,質量変化率は相対湿度とCO2濃度の両方に依存するが,湿度依存性はCO2濃度の影響が相対的に小さいことを明らかにした。