[1270] 3Dプリンティングの打重ねと打継ぎ条件が積層体の付着性状に与える影響
キーワード:3Dプリンティング、繊維補強モルタル、打継ぎ、付着強度、せん断強度、3D-printing、fiber reinforced mortar、placing concrete in contact with hardend mortar、bond strength、shear strength、打重ね、placing on consolidated fresh mortar
3Dプリンティングで作製した積層体の打重ね面と打継ぎ面の付着性状を評価するために,打重ね面と打継ぎ面を有する積層体に対して付着強度試験と直接2面せん断試験を行った。打重ね面を検討する実験ケースでは,打重ね時間間隔を8秒から600秒に変動させても,その積層界面の付着強度は同等の結果が得られた。また,打継ぎ面を有する積層体は,打継ぎ面に水湿しを施したほうが,水湿しを施さない条件よりも付着強度とせん断強度が大きくなる傾向が認められ,その変動係数は小さかった。