3Dプリンティング2／新材料・新工法(材料)1

[1274] アルギン酸ナトリウムの散布によるコンクリート施工時の降雨対策に関する検討

桜井邦昭¹, 伊佐治優¹, 田中将希¹, 阿合延明² (1.大林組 2.ポゾリスソリューションズ)

キーワード：降雨、アルギン酸ナトリウム、不溶性ゲル、打込み、打継ぎ、凝結遅延剤、Rainfall、Sodium alginate、Insoluble gel、Placing、Joining fresh concrete at construction joint、Set-retarding admixture

コンクリート施工時の降雨対策として，アルギン酸ナトリウム水溶液をコンクリート表面に散布し，コンクリート中のカルシウムと反応させることで不溶性ゲルを生成し，コンクリート表面と雨水との接触を防止する工法を開発した。濃度0.5％のアルギン酸ナトリウム水溶液を200g/m2以上散布することで降雨に対して十分な強さを有する不溶性ゲルを生成できること，打重ね面に不溶性ゲルが存在しても打重ねの際に突き棒等で周辺のコンクリートと混合することで硬化後の強度には影響しないこと，凝結遅延剤と混合して用いることで降雨が長時間となった場合の打継ぎ対策としても適用できること等を示した。