[1277] 初期反応促進型膨張材を用いたコンクリートによる床部材の施工および品質の評価
キーワード:construction workability、初期反応促進型膨張材、ブリーディング、凝結時間、施工性、bleeding、setting time、initial hydration type of expansive additive
低温下では,コンクリートの施工性や仕上げ性が環境温度に大きく左右される。これは,低温環境におけるコンクリートの特性として,ブリーディングが多くなること,さらには,凝結時間が長くなることに起因している。そこで,低温環境下の床部材施工におけるブリーディングの低減および凝結時間の短縮化,さらには,コンクリートの品質向上を目的として,初期反応促進型膨張材をコンクリートへ使用し,その評価を実施した。その結果,本材料を用いることで,仕上げ等を含めた施工の早期化が図れること,また,生産性向上に期待ができること,最後に,コンクリートとしての品質が向上することが分かった。