コンクリート工学年次大会2023(九州)

講演情報

第45回コンクリート工学講演会

A. 材料・施工 » 新材料・新工法(材料)/ジオポリマー・アルカリ活性材料

新材料・新工法(材料)2/ジオポリマー・アルカリ活性材料1

2023年7月5日(水) 15:15 〜 17:15 第1会場 (国際会議室501)

座長:宮口克一 (土木),梅本宗宏 (建築)

[1281] CO₂を作用させた模擬スラッジ水のCO₂固定に関する基礎的研究

清水成1, 上野敦1, 鎌田知久1, LETT WAI Nwe1 (1.東京都立大学)

キーワード:模擬スラッジ水、simulated slugde water、炭酸化、熱分析、x線回折、co2バブリング水、carbonation、tg-dta、x-ray diffraction、co2 micro bubble water

2020年に宣言された「2050年カーボンニュートラル」達成に伴うCO₂排出量削減のため,建設部門ではCO2を吸収固定させたコンクリート材料の開発を目指している。本研究では,生コンクリート工場から排出されるスラッジ水に着目し,模擬スラッジ水中のカルシウムイオン,水和生成物および未水和セメントにCO₂を効果的に固定する方法に関する基礎的な検討を実施した。その結果,模擬スラッジ水でCO₂を効果的に固定できるセメントの接水時間およびCO₂バブリング水の供給時間が示され,CO₂バブリング水の供給をした場合,接水時間に関わらず固形分質量の25%前後のCO₂が固定できることを確認した。