コンクリート工学年次大会2023(九州)

講演情報

第45回コンクリート工学講演会

B. 構造・設計 » 構造設計・設計法

構造設計・設計法

2023年7月5日(水) 10:00 〜 12:00 第6会場 (413)

座長:佐藤靖彦 (土木),尹ロク現 (建築)

[2004] ヒューズ機構を有する仮橋脚構造に用いるモルタルヒューズの耐荷特性に関する研究

関口穂1, 小林薫2, 谷口望1 (1.日本大学 2.JR東日本コンサルタンツ)

キーワード:仮橋脚構造、モルタルヒューズ、耐荷特性、temporary pier structure、mortar fuse、load-bearing characteristics

仮橋脚構造は,使用期間が短いことを考慮した耐震設計が行われ,設計時を上回る地震動入力も想定される。筆者らは地震動の過大入力時に作用するヒューズ機構を採用した仮橋脚構造を提案している。このヒューズ機構に用いる扇形のモルタルヒューズの変形挙動を確認するため,供試体試験と3 次元非線形FEM解析による解析的検討を実施した。試験結果と解析結果から,モルタルヒューズは最大荷重到達後,載荷部の圧縮破壊と割裂ひび割れが発生し,脆性的な破壊挙動を示した。この破壊挙動から,最大耐荷力の算定式を提案し,算定式での耐力は扇の中心角を変更した場合においても,概ね一致する結果となった。