コンクリート工学年次大会2023(九州)

講演情報

第45回コンクリート工学講演会

B. 構造・設計 » 構造解析

構造解析1

2023年7月5日(水) 13:00 〜 15:00 第6会場 (413)

座長:長井宏平 (土木),田嶋和樹 (建築)

[2008] 動的な表面の温度変化を対象としたコンクリート内部の非定常温度応力に関する解析

内海秀幸1, 中澤健太1 (1.千葉工業大学)

キーワード:非定常温度応力、非定常熱伝導、半無限弾性体、平面ひずみ、解析解、Dynamic thermal stress、Unsteady State Heat Conduction、Semi-infinite elastic body、Plane strain、Analytical solution

日照等の環境条件に由来したコンクリート内部の非定常温度応力評価技術に寄与することを念頭に,平面ひずみ状態を想定した半無限弾性体の表面に周期的な温度変化が生じた場合,また,時間に対して線形的な温度上昇が生じた場合における主応力和(σx+σy)に関する解析解を導出した。支配方程式は熱伝導にともなった応力変動によるひずみ速度に関するつり合い式を基礎とし,熱弾性体の適合条件式を考慮することで(σx+σy)を未知項とした放物型の偏微分方程式として定式化される。夏季の日照によるコンクリート表面の温度変化を想定した解析例を示し,応力状態が変動する深さについて吟味した。