[2011] Discretization procedure of displacement-based R/C plastic hinge elements ensuring the capacity and ductility
Keywords:塑性ヒンジ、曲げ耐力、回転角、ポストピーク、正則化、有限要素解析、plastic hinge、moment capacity、rotation、post-peak、regularization、FE analysis
ポストピークを含む完全な応答を簡易的かつ高精度に予測できる強力な変位型骨組要素の開発を目的として，局所応答をも適切に評価可能な塑性ヒンジ離散化法を提示する。まず，理論的な評価局面から，ヒンジ領域にわたる強度と靭性は正則化された骨組要素によって唯一適切に評価されることを論述する。次に，提案手法を検証するため，主筋の抜け出し，テンションシフト，P-Δ効果の影響を実験値から極力排除できる対象実験を選択する。最後に，検証を試みるが，その有効性を示すため，複数の代表的な拘束効果モデルとの比較を行う。本論文の成果によって，性能設計における正則化の重要性が改めて強調される。