コンクリート工学年次大会2023(九州)

講演情報

第45回コンクリート工学講演会

B. 構造・設計 » 構造解析/構成則/骨組

構造解析2/構成則/骨組

2023年7月5日(水) 15:15 〜 17:15 第6会場 (413)

座長:土屋智史 (土木),秋田知芳 (建築)

[2015] 乾燥収縮が柱の曲げ性状に与える影響に関する解析的研究

劉思芸1, ケイショウコ1, 楊子昂1, 渡部嗣道1 (1.大阪公立大学)

キーワード:クリープ、乾燥収縮、有限要素法、逐次積分法、柱、Creep、Drying shrinkage、Finite element method、Columns、Sequential integration method

上下端を固定した柱に長期的な鉛直荷重が作用する場合としない場合において,乾燥収縮を生じさせた場合の外力条件を設定し,乾燥収縮による長期的性状変化がその後の短期的な曲げ性状に及ぼす影響を評価するために,非線形FEM解析を行った。乾燥収縮が作用する場合には,最大曲げモーメントに対しては大きな影響がないことが分かった。一方,剛性に対する影響については,乾燥収縮による影響は少なからずあり,短期的な曲げ剛性に関して構造的な低下をもたらす可能性があることが分かった。特に軸力が作用しないほうが大きな影響を受けた。