コンクリート工学年次大会2023(九州)

講演情報

第45回コンクリート工学講演会

B. 構造・設計 » 構造解析/構成則/骨組

構造解析2/構成則/骨組

2023年7月5日(水) 15:15 〜 17:15 第6会場 (413)

座長:土屋智史 (土木),秋田知芳 (建築)

[2016] 回帰型の機械学習によるあと施工アンカーのせん断力-変位関係の予測精度

末長大佑1, 高瀬裕也1, 高橋宗臣2, 阿部隆英3 (1.室蘭工業大学 2.日本ヒルティ 3.飛島建設)

キーワード:機械学習、LightGBM、サポートベクター回帰、ニューラルネットワーク、あと施工アンカー、machine learning、lightgbm、support vector regression、neural network、post-installed anchor

本論文では,あと施工アンカーのせん断力-変位(Q-δ)関係を対象として,既報で実施したLightGBM(LG)に加え,回帰型の機械学習であるサポートベクター回帰(SVR),さらにニューラルネットワーク(NN)を追加した計3手法により予測精度を検証した。その結果,学習パラメータ内の予測ではLGがQ-δ関係を高精度で予測できたが,学習パラメータ外の条件に対しては予測精度が低下した。一方,SVRは外側耐震改修マニュアルで規定されるδ=2.0mmまでの範囲では予測できなかったものの,それ以降の範囲では学習パラメータ外についても概ね良好に予測しており,NNはすべての条件で良好に予測できた。