[2018] 機械学習による接着系アンカーの付着—すべり挙動の評価
キーワード:機械学習、決定木、ニューラルネットワーク、パラメトリックスタディ、接着系アンカー、machine learning、decision trees、neural network、parametric study、adhesive anchors
近年,様々な分野で人工知能の活用が注目されている。本研究では,コンクリート強度fc,相対動弾性係数DMをパラメータとして接着系アンカーの付着実験を実施し,付着応力-すべり量(t-s)関係を機械学習により再現できるか検証した。その結果,決定木を用いた手法は,学習データ数を多く含むパラメータの試験体については,精度よく予測でき,ニューラルネットワーク(NN)は学習データ数による影響が少なく,安定して精度よく予測できた。また,パラメトリックスタディを実施し,パラメータの違いに適応する学習モデルの構築を目指した結果,NNが最も合理的な予測結果を得ることができた。