コンクリート工学年次大会2023(九州)

講演情報

第45回コンクリート工学講演会

B. 構造・設計 » 補修・補強(構造)/リニューアル・コンバージョン

補修・補強(構造)2/リニューアル・コンバージョン

2023年7月6日(木) 10:45 〜 12:30 第6会場 (413)

座長:岡本大 (土木),中澤春生 (建築)

[2051] PPCとCFRP格子筋により上面増厚補強したRC梁の負曲げ挙動に関する研究

櫻井俊太1, 文屋遼太郎1, 栗原哲彦2 (1.日鉄ケミカル&マテリアル 2.東京都市大学)

キーワード:床版上面増厚工法、PPC(Polyester Polymer Concrete)、CFRP格子筋、補修・補強、concrete overlay、CFRP grid、repair and reinforcement

PPCを用いた床版上面増厚工法において,張出部等の負曲げ領域においてPPCの曲げひび割れを許容しない設計が必要になると考えられる。本研究では,PPCの引張材料特性を把握およびPPCの曲げひび割れ発生荷重の高度算定手法,設計手法の提案を目的とし,切欠き梁を用いた破壊エネルギー試験およびPPCを用いて上面増厚補強したRC梁の負曲げ試験結果からPPCひび割れ荷重の算定方法の検討を行った。その結果,切欠き試験からPPCの引張軟化挙動および静弾性係数が推定され,推定された結果から上面増厚されたPPCの曲げひび割れ発生荷重を精度よく算定できることが確認された。