コンクリート工学年次大会2023(九州)

講演情報

第45回コンクリート工学講演会

B. 構造・設計 » はり/柱はり接合部

はり2/柱はり接合部1

2023年7月6日(木) 13:30 〜 15:30 第8会場 (409)

座長:鈴木宣政 (土木),楠原文雄 (建築)

[2074] 梁曲げ降伏する鉄筋コンクリート造十字形柱梁接合部のコンクリート強度を変数とした有限要素解析

大西直毅1, 田尻清太郎1, 塩原等1 (1.東京大学)

キーワード:十字形柱梁接合部、有限要素解析、降伏ヒンジ、コンクリート強度、変形割合、interior beam-column connection、finite element analysis、yield hinge、concrete strength、deformation ratio

鉄筋コンクリート造十字形柱梁接合部について,コンクリート強度を変数とした有限要素解析を行った。主な検討項目は層せん断力と層間変形角の関係,ひび割れ状況,最小主応力図,柱,梁および接合部パネルの変形の層間変形角に対する割合である。対象試験体は既報のX03とX06の2体とし,コンクリート強度を一軸圧縮強度の1.1倍と1.5倍の2ケース解析し,実験結果と比較した。コンクリート強度を1.5倍にした方が実験結果に近づけることができ,X06でコンクリート強度を1.5倍としたケースは梁と接合部パネルの変形量が層間変形角2%まで実験結果に整合した。ただし,耐力は実験結果を過大評価した。