コンクリート工学年次大会2023(九州)

講演情報

第45回コンクリート工学講演会

B. 構造・設計 » 合成・混合構造

合成・混合構造2

2023年7月5日(水) 15:15 〜 17:15 第8会場 (409)

座長:長谷俊彦 (土木),藤永隆 (建築)

[2120] 軽量骨材コンクリートを充填した中空式二重鋼管合成部材のせん断特性

上中宏二郎1, 水越睦視1 (1.神戸市立工業高等専門学校)

キーワード:軽量コンクリート、中空式二重鋼管合成部材、径厚比、内径・外径比、せん断、Lightweight concrete、CFDST、Diameter-to-thickness ratio、Inner-to-outer diameter's ratio、shear

軽量骨材コンクリートとは,骨材に人工軽量骨材を用いたものであり,従来の普通コンクリートと比較して約20%の軽量化が可能である。また,中空式二重鋼管・コンクリート合成部材(CFDST)とは,同心円上に直径が異なる2種類の鋼管を配置してその間のみにコンクリートを充填した構造形式を指す。本研究では,軽量コンクリート2種をCFDSTに充填したせん断スパン比0.5のL-CFDSTの曲げせん断実験を行った。得られた結果より,中実断面のL-CFT部材との比較を行った。最後に,RC部材のせん断強度算定手法に類似したL-CFDST部材のせん断強度算定方法を提案した。