コンクリート工学年次大会2023(九州)

講演情報

第45回コンクリート工学講演会

B. 構造・設計 » 付着・定着・継手・接合

付着・定着・継手・接合3

2023年7月5日(水) 15:15 〜 17:15 第9会場 (410)

座長:滝本和志 (土木),田尻清太郎 (建築)

[2150] へりあきが小さいあと施工アンカーの耐荷特性に関する研究

加藤祐哉1, 古賀裕久1 (1.土木研究所)

キーワード:あと施工アンカー、耐荷特性、引張耐力、コーン状破壊、へりあき、Post-installed anchor、load bearing characteristics、tensile strength、concrete cone failure、edge distance

あと施工アンカーに関する指針類では,設計上想定する破壊面である45°のコーンが母材コンクリートの寸法を逸脱する場合,その面積を減じて設計コーン状破壊耐力を求めてよいとしている。しかし,実際に試験を行うと破壊コーンは指針類が想定する45°のコーンより扁平で大きい場合も多い。そこで複数のあと施工アンカーを用い,へりあきが45°のコーンが逸脱しない最小の条件で引張試験を行った。その結果,45°より扁平な形状で破壊しコーンが端部で分断したり,破壊モードがコーン状破壊にならない場合が多くあることを確認した。