コンクリート工学年次大会2023(九州)

講演情報

第45回コンクリート工学講演会

B. 構造・設計 » 耐震一般/地震被害

耐震一般/地震被害

2023年7月5日(水) 15:15 〜 17:15 第7会場 (414)

座長:高橋良和 (土木),向井智久 (建築)

[2164] 2016年熊本地震における被災SRC造建物の損傷と立体フレーム解析

辻本泰雅1, 松井智哉1, 齊藤大樹1 (1.豊橋技術科学大学)

キーワード:鉄骨鉄筋コンクリート構造、2016年熊本地震、被災度区分判定、静的荷重増分解析、src building、2016 kumamoto earthquake、post earthquake damage assessment、pushover analysis

2016年熊本地震で被災したピロティ階を有するSRC造建物に対し、被害状況の整理とともに静的増分解析を実施し,被害状況との比較を行った。建物の桁行方向の解析結果は中間層で変形が大きくなっており,中間層で被害が比較的大きかった点と対応した。梁間方向については,建物の立地的特徴を模擬した解析を行うことで2階の変形が大きくなり,被害状況に近い結果を示した。また,建物の梁間方向の必要保有水平耐力を算出し,保有水平耐力が必要保有水平耐力を上回っていることを確認した。