コンクリート工学年次大会2023(九州)

講演情報

第45回コンクリート工学講演会

B. 構造・設計 » 既存・劣化構造物の評価/新材料・新工法(構造)

既存・劣化構造物の評価/新材料・新工法(構造)

2023年7月5日(水) 10:00 〜 12:00 第7会場 (414)

座長:上田尚史 (土木),都祭弘幸 (建築)

[2179] 高さの異なる誘導板付き伸縮装置を設置したRC床版の輪荷重走行疲労実験による耐疲労性の評価

佐々木茂隆1, 阿部忠1, 金子昌明2, 木村延久3 (1.日本大学 2.山王 3.小野工業所)

キーワード:RC床版、荷重分布型伸縮装置、耐疲労性、破壊モード、RC deck、Load-distribution type expansion joint、Fatigue resistance、Destruction mode

本研究は,誘導板を設けた伸縮装置の耐疲労性の評価に関する実験研究である。その結果,高さ70mmの従来型の荷重集中型伸縮装置を設置したRC床版の等価走行回数に対して荷重分布型伸縮装置を設置したRC床版の等価走行回数は7.05倍となった。また,高さ90mmの荷重分布型伸縮装置は14.30倍,高さ70mmの荷重分布型伸縮装置を設置したRC床版の2.02倍となった。この要因として,荷重分布型伸縮装置は下面に幅210mm,長さ1600mm,厚さ9mmの縞鋼板を設けたことにより,輪荷重が広範囲に分布され,たわみ・ひずみ増加が抑制された結果によるものである。