施工2

[1080] 自己充塡覆工構築システムにおける圧送管内圧力による充塡性評価に関する検討

永島啓介¹, 小山広光², 弘光太郎², 橋本紳一郎¹ (1.千葉工業大学 2.佐藤工業)

キーワード：トンネル覆工、自己充塡コンクリート、圧送、管内圧力、充塡性評価

近年の建設業界は，作業員の高齢化，熟練工不足といった問題や，構造物に対する要求品質向上といった背景から，これまでの施工方法を継続することは困難になりつつある。そこで，このような問題の解決のためにトンネル覆工に着目して，自己充塡コンクリートを用いてセントル下部から圧入する手法の検討を行った。本研究では型枠への充塡性，充塡完了の目安の把握のために配管に圧力計を設置して，圧送時の管内圧力を測定した，2つのシリーズの実験から，型枠に打ち込まれた自重圧から充塡状況の把握，圧送初期の平均管内圧力と最大管内圧力の圧力比から圧入終了の目安の把握が可能であると示唆された。