コンクリート工学年次大会2024(松山)

講演情報

第46回コンクリート工学講演会

A. 材料・施工 » 凍害/化学的侵食

凍害/化学的侵食

2024年6月27日(木) 09:00 〜 10:30 第5会場 (多目的ルームA)

座長:松家武樹(土木),足立裕介(建築)

[1117] カルシウムシリケート系硬化促進剤が高炉スラグ細骨材を用いたコンクリートの凍結融解抵抗性に与える影響

丁上1, 森本充1, 藤井隆史1, 綾野克紀1 (1.岡山大学)

キーワード:カルシウムシリケート系硬化促進剤、凍結融解抵抗性、結合材の種類、高炉スラグ細骨材

本論文は,カルシウムシリケート系硬化促進剤がコンクリートの凍結融解抵抗性に与える影響を調べたものである。カルシウムシリケート系硬化促進剤が若材齢のコンクリートの圧縮強度の増進に与える効果は,C3Sの含有量の多いセメントを用いた場合ほど大きい。強度発現の早いセメントを用いるほど,コンクリートの凍結融解抵抗性は低くなる傾向にある。砕砂を用いたコンクリートの凍結融解抵抗性に硬化促進剤が与える影響は小さいが,高炉スラグ細骨材を用いたコンクリートでは,硬化促進剤を用いることで凍結融解抵抗性が向上する。