コンクリート工学年次大会2024(松山)

講演情報

第46回コンクリート工学講演会

A. 材料・施工 » フレッシュコンクリート

フレッシュコンクリート

2024年6月26日(水) 15:20 〜 17:20 第1会場 (小展示室A)

座長:河合研至(土木),山本武志(建築)

[1147] 種々の配合のセメント系材料を媒質とした無線タグの通信状態に着目した限界かぶり厚さに関する実験的検討

原悠也1, 橋本親典1, 渡邉健1, 石丸啓輔1 (1.徳島大学)

キーワード:コンクリート、モルタル、グラウト、静電容量型加速度センサ、無線タグ、かぶり厚さ

無線タグの通信は,空気を媒質することが前提である。しかしながら,著者らは,静電容量型加速度センサを搭載した無線タグが,フレッシュコンクリートが媒質であっても加速度を計測することが可能であることを見出した。ただし,コンクリートのかぶり厚さによって通信遮断が生じるという欠点がある。本研究では,セメント系材料として,コンクリート,モルタル,グラウトを媒質とした場合の無線タグの通信状態に着目し,限界かぶり厚さに関する試験方法を新たに開発した。種々の配合のセメント系材料で実験を実施した結果,コンクリートを媒質にした場合の限界かぶり厚さは250mm前後であることが明らかになった。