コンクリート工学年次大会2024(松山)

講演情報

第46回コンクリート工学講演会

A. 材料・施工 » 物性一般/高流動コンクリート

物性一般3/高流動コンクリート

2024年6月27日(木) 13:15 〜 15:00 第4会場 (第3・4会議室)

座長:谷口円(土木),佐伯竜彦(建築)

[1153] フライアッシュを大量に混和した高流動コンクリートの諸特性

小林雄一1, 田中亮一1, 加藤誠司2 (1.東亜建設工業 2.中部電力)

キーワード:フライアッシュ、高流動コンクリート、置換率、実機試験

単位結合材量に対するフライアッシュの置換率を37~65%に変化させた粉体系の高流動コンクリートについて,室内試験で各種フレッシュ性状および硬化特性を確認し,流動性は自己充塡性のランク2を満たし,スランプフローおよび空気量の経時変化が小さく,水和熱および自己収縮を抑制できることなどを確認した。また,フライアッシュの置換率を57%とした高流動コンクリートをレディーミクストコンクリート工場にて製造し,コンクリートポンプで打ち込む実機試験を夏季に行った。その結果,練上がりから60分経過後まで流動性の低下はほとんどなく,流動距離0mと5mにおけるコアの圧縮強度の差は5%程度であった。