[1162] Examination of materials and mix selection methods that contribute to maximizing CO₂ fixation in accordance with the target strength of concrete subjected to carbonation curing
Keywords:環境配慮型コンクリート、γ-C2S、圧縮強度、炭酸化深さ、CO₂固定量
セメントの一部を高炉スラグ微粉末およびΥ-2CaO・SiO₂で置換したコンクリートを,硬化初期から高温・高濃度CO₂環境下で養生した。養生後の供試体を用いて各種の分析を行い,粉体の構成比率や水粉体比が圧縮強度および炭酸化速度に及ぼす影響について整理した。その結果,圧縮強度が同程度であれば,粉体構成比率や水粉体比によらず,炭酸化速度係数は概ね一定となることを確認した。一方,コンクリートのCO2固定量は粉体の構成比率の影響を受けており,材齢7日強度が40N/mm2以下の場合には,γ-2CaO・SiO2を使用したコンクリートのCO2固定量が最も多くなった。