コンクリート工学年次大会2024(松山)

講演情報

第46回コンクリート工学講演会

A. 材料・施工 » 非破壊検査・診断(損傷・欠陥)

非破壊検査・診断(損傷・欠陥)2

2024年6月27日(木) 10:50 〜 12:15 第6会場 (多目的ルームB)

座長:伊達重之(土木),郭度連(建築)

[1306] パルスウォータジェットを用いたコンクリート構造物の遠隔打音検査の実用化

森和也1, 徳臣佐衣子1 (1.熊本大学)

キーワード:非破壊検査、打音検査、遠隔、パルスウォータジェット、コンクリート

パルスウォータジェットを使用した遠隔打音検査の実用化を目指し,検査距離の遠隔化,目標打撃点の正確な打撃,検査面上での打撃力の分布に焦点を当てた。検査距離5 m,打撃位置精度2 cm~3 cm以下,最小欠陥検出寸法10 cmの数値目標を掲げ,1 MPaの高圧水の利用,ギヤ付き雲台による位置制御,打撃力分布測定を行った。実験では,直径300 mmの人工欠陥を有するコンクリート試験片に対して,検査距離3 m,4 m,5 mから遠隔打音試験を行い, 2 cm~3 cmの打撃位置精度を達成し,欠陥検出を確認した。また,試験片上での打撃力の分布を測定し,打撃力の分布が試験片面上で数センチ以下であることを確認し,最小欠陥検出寸法10 cmの可能性を示した。