コンクリート工学年次大会2024(松山)

講演情報

第46回コンクリート工学講演会

A. 材料・施工 » 補修・補強(材料)

補修・補強(材料)1

2024年6月28日(金) 10:50 〜 12:15 第4会場 (第3・4会議室)

座長:上原元樹(土木),野中英(建築)

[1322] BFRPシート接着によるRC梁の曲げひび割れ幅抑制効果に関する研究

岩下健太郎1, 田中芳弥1, 外山美里1 (1.名城大学)

キーワード:BFRPシート、RC梁、曲げ試験、曲げひび割れ幅、ひび割れ発生荷重、有効付着長、補強量

CFRPシートの表面接着によりRC構造物を補強した場合,曲げひび割れが拘束され,その幅が小さくなることが吉澤らの研究により明らかにされ,土木学会指針において,0.4~0.7倍程度に小さくなることが示されている。しかし,バサルト繊維シート(以後,BFRPシートと呼称)のように高伸度性を有する補強材を用いた場合の研究は少ない。また,高伸度FRPはヤング係数が小さく,その拘束効果が小さいことも考えられる。そこで,新たにBFRPシート補強RC梁をBFRPシートの補強量を考慮して作製し,曲げ試験によりBFRPシートによるひび割れ幅の抑制効果を検証した。