BeamⅠ

[2053] STRUCTURAL TEST ON RC WIDE BEAM WITH OPENING USING HINGE RELOCATION METHOD

Hiroki TORII¹, Makoto MARUTA¹, Haruo NAKAZAWA², Kazuyoshi ADACHI² (1.静岡理工科大学 2.清水建設)

Keywords:ヒンジリロケーション、扁平梁、プレキャスト、機械式継手、カットオフ、有孔梁、短スパン梁

RC造柱梁接合部内の塑性化を防ぎ，梁プレキャスト化部分を拡大することを目的とするヒンジリロケーション機構（以下，HR）研究の一環として，やや扁平な断面のRC梁に逆対称曲げモーメントを与える梁実験を実施した。試験体は，端部及び一般部の設備用開孔の有無，コンクリート強度，上下異配筋，スパン長を実験因子とした6体である。実験結果から，全ての試験体で安定した履歴性状を示し，HR成立を確認した。短スパン・片側HR試験体でも付着余裕度を上げれば付着割裂破壊せず，曲げ破壊することを確認した。HR梁降伏耐力のトラス機構を鑑みた曲げ強度評価法は，既往実験を含め，概ね安全側に評価できた。