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[1B16P] 当院におけるCO2レーザーの現状
Keywords:GSM、CO2フラクショナルレーザー
【緒言】 閉経関連尿路生殖器症候群(genitourinary syndorome of menopause:GSM以下GSM)の 治療としては女性ホルモン局所投与、女性ホルモン全身投与が以前より行われてきたが近年フラクショナルCO2レーザーも治療選択枝に加わった。 亀田京橋クリニックでは、2022年4月よりCO2フラクショナルレーザー モナリザタッチを導入し治療を開始した。当院での現状について報告する。【対象と方法】 亀田京橋クリニックにて2022年4月から2022年12月までにCO2フラクショナルレーザーの治療を受ける事に同意を得た19人を対象とした。 施行前後で腟・外陰部症状質問票、ICIQ-S、OABS、GRA(global response assessment)の記入、問診から効果を評価した。治療前と治療1回後で比較し、短期経過の自覚症状の変化を見た。 【結果】 対象患者の平均年齢は歳64.9歳(45-89歳)。 治療前の自覚症状は複数回答において性器症状15例(78.9%)、性交関連症状2例(5.26%)、下部尿路症状10例(52.6%)であった。 治療後の自覚症状の改善は複数回答において性器症状である灼熱感14例(57.1%)、掻痒感 7例(63.6%)、乾燥8例(63.6%)、ゆるみ4例(33.3%)。性交関連症状5例(71.4%)。 下部尿路症状である尿失禁の頻度3例(37.5%)、排尿QOL10例(66.7%)であった。 【考察】 CO2フラクショナルレーザー治療はGSMに対して一定の効果があると考えられる。