公募シンポジウム講演

[S6] S6.超温度場材料創成学II：Additive Manufacturingによる材料科学の新展開（2）

レーザーや電子ビームを用いた局所加熱により生じる溶融と凝固は、粉末床溶融結合（Powder Bed Fusion: PBF）法に代表される付加製造（Additive Manufacturing: AM）などにおける結晶成長や材料組織形成に重要な役割を果たしていることが注目されている。特に、107 K/m以上にもおよぶ極めて大きな温度勾配（超温度場）の発現は、冷却速度106 K/s以上の超急冷、成長速度1 m/s におよぶ高速結晶成長を可能にし、絶対安定性などの特異現象の発現を伴うことから、従来プロセスでは困難であった組織制御などによる新材料創成の基盤としての多様な可能性を有している。本シンポジウムでは、この可能性に注目した学術変革領域研究「超温度場材料創成学」の研究を中心に、AMで発現する特異現象の解明や、AMによる新材料創成など、広くAMによる材料科学の新展開に関する議論と討論を行う。

2024年9月19日(木) 09:00 〜 11:55 O会場 (全学教育推進機構講義A棟3階A301)

座長:足立吉隆(名古屋大学)、森下浩平(九州大学)

※表示の講演時間には質疑応答時間も含みます。
（質疑応答時間5分、基調講演と招待講演は5～10分）

09:00 〜 09:40

*森下浩平¹、上杉健太朗²、安田秀幸³、宮原広郁¹ (1. 九州大学、2. JASRI、3. 京都大学)

09:40 〜 10:00

*森真奈美¹、山中謙太²、小貫祐介³、佐藤成男⁴ (1. 仙台高専、2. 東北大金研、3. 東京電機大、4. 茨城大)

10:00 〜 10:20

*長谷部優作¹、萩沢武仁¹、青柳健大²、山中謙太²、千葉晶彦^2,3 (1. 日本製鋼所、2. 東北大金研、3. 東北大学未来科学技術共同研究センター(NICHe))

10:20 〜 10:35

*阿部尚馬¹、赤間大地¹、種池正樹¹ (1. 三菱重工業株式会社)

休憩 (10:35 〜 10:45)

10:45 〜 11:00

*二斗蒔田達也¹、Gokcekaya Ozkan^1,2、小笹良輔^1,2、中野貴由^1,2 (1. 大阪大・工、2. 大阪大・AMセ)

11:00 〜 11:15

*朝倉光平¹、石本卓也^1,2、小笹良輔¹、佐藤和久³、今野晋也⁴、石田清仁⁵、中野貴由¹ (1. 大阪大・工、2. 富山大・先進アルミセ、3. 大阪大・電顕セ、4. 共和PM、5. 東北大)

11:15 〜 11:35

*萩谷透¹、澤田俊之¹ (1. 山陽特殊製鋼株式会社)

11:35 〜 11:55

*KIM Dasom¹、高田尚記¹、梅田隼史²、清水稔彦³、小橋眞¹ (1. 名古屋大学、2. あいち産業科学技術総合センター、3. ティーケーエンジニアリング株式会社)