日本金属学会2024年秋期(第175回)講演大会

Sessions

Wed. Sep 18, 2024

50 results  (1 - 10)

  • 公募シンポジウム講演

[S9] S9.Digital Transformation Initiative R&D for Magnetic Materials II(1)

データサイエンス的手法を用いたデータ駆動型の先進的新規材料創製技術により、革新的な機能、従来を上回る性能強調を発現する、永久磁石、軟磁性材料、機能性磁性物質等の多種多様なエネルギー変換マテリアルを効率的に創出する新たな挑戦が始まっている。DX的手法により磁性材料マップを創製し、計測DXを活用した材料開発でそれをサポートしつつ、常にユーザーの立場でのデバイス開発とDXの視点が求められる。
本シンポジウムでは、データ創出・活用型マテリアル研究開発プロジェクト(DxMT)が構築している磁性材料マップやそれを支えるDX手法、材料研究などをいかに活用してデータ駆動型研究開発手法につなげるのかに主眼を置く。産業界における製品のブレークスルーにつながる磁性材料への期待も踏まえつつも、磁性材料を本シンポジウムにおける議論の具体的な題材、実例と位置づけることで、国内外の社会実装、産業振興に資する、幅広い材料への展開も見据えた広範なデータ創出・活用型磁性材料研究の発表と活発な討論、情報交換を期待する。

Wed. Sep 18, 2024 1:00 PM - 4:35 PM Room B (A002 basement 1st floor Building A Center for Education in Liberal Arts and Sciences)

座長:袖山 慶太郎(NIMS)、岡本 聡(東北大学)

  • 企画シンポジウム

[KS] K5.Metal Making Technique for Structure Materials

社会の基盤材料の一角をなす金属構造材料は、高性能化を指標として開発されてきた。そこでは、合金化と加工、および熱処理が常套手段として使用され、様々な新材料が提案されてきた。今後の高性能化も期待される。しかしながら、昨今のカーボンニュートラル(CN)の流れでは、高性能以前に排出二酸化炭素量の低減が求められる可能性が出てきている。これらを背景に今後の構造材料発展の方向性を見出すことを目的に、金属で最も二酸化炭素を排出する工程である精錬に焦点を当てて現在の技術を振りかえる。精錬技術議論を目的とするのではなく、構造材料開発の前提としての精錬技術を位置付けて上表共有を目的とする。特に不純物や二酸化炭素発生量などを指標として議論したい。

Wed. Sep 18, 2024 10:00 AM - 12:00 PM Room C (A102 1st floor Building A Center for Education in Liberal Arts and Sciences)

座長:船川 義正(JFEテクノリサーチ株式会社)

  • 企画シンポジウム

[KS] K1.Innovations in materials chemistry and their effects on industry IV

この企画シンポジウムは、毎年春の講演大会で開催している「水溶液腐食」「高温酸化」「陽極酸化」「めっき・化成処理」「触媒」の各学術分野を包括した公募シンポジウムと対をなし、工業製品としての金属材料の開発・生産の最前線における「材料化学」の役割と研究・開発事例や課題を、主に企業研究者に講演していただくことを趣旨として、2020年度よりシリーズ化しているものである。今年度の企画では、これまでの企画と同様、溶液や気体などと金属表面との化学反応を中心とした材料化学分野に含まれる広範囲な応用分野を横断した内容を主体として、今後の材料化学分野における課題や将来展望を議論することで、基盤となる学理を発展させるヒントや、産学官の連携強化のきっかけとしたい。

Wed. Sep 18, 2024 1:00 PM - 4:40 PM Room C (A102 1st floor Building A Center for Education in Liberal Arts and Sciences)

座長:土谷 博昭(大阪大学)、田邉 豊和(防衛大学校)、八重 真治(兵庫県立大学)

  • 公募シンポジウム講演

[S8] New Materials Science on Nanoscale Structures and Functions of Crystal Defect Cores, V(1)

多くの先進材料において、材料内部に存在する点欠陥や粒界、界面、転位等の結晶欠陥が、機能発現の起源となっている。したがって、結晶欠陥を高度に制御し、その機能を最大限に引き出すことができれば、材料研究における大きなブレークスルーとなると期待できる。また、近年のナノ計測技術や理論計算における分解能や精度の著しい進歩により、結晶欠陥の電子・原子レベル構造とそこに局所する機能に関する新規な知見が次々と得られるようになってきた。この流れを受け、結晶欠陥の特異な機能と各種外場との相互作用に着目し、令和元年から新学術領域「機能コアの材料科学」が立ち上がっている。関連するシンポジウムである本「機能コアの材料科学 V」では、機能コアに関する最新の研究成果を議論し、今後の課題と方向性について意見交換する場としたい。

Wed. Sep 18, 2024 10:00 AM - 11:35 AM Room F (B118 1st floor Building B Center for Education in Liberal Arts and Sciences)

座長:吉矢 真人(大阪大学)

  • 公募シンポジウム講演

[S8] New Materials Science on Nanoscale Structures and Functions of Crystal Defect Cores, V(1)

多くの先進材料において、材料内部に存在する点欠陥や粒界、界面、転位等の結晶欠陥が、機能発現の起源となっている。したがって、結晶欠陥を高度に制御し、その機能を最大限に引き出すことができれば、材料研究における大きなブレークスルーとなると期待できる。また、近年のナノ計測技術や理論計算における分解能や精度の著しい進歩により、結晶欠陥の電子・原子レベル構造とそこに局所する機能に関する新規な知見が次々と得られるようになってきた。この流れを受け、結晶欠陥の特異な機能と各種外場との相互作用に着目し、令和元年から新学術領域「機能コアの材料科学」が立ち上がっている。関連するシンポジウムである本「機能コアの材料科学 V」では、機能コアに関する最新の研究成果を議論し、今後の課題と方向性について意見交換する場としたい。

Wed. Sep 18, 2024 1:00 PM - 4:40 PM Room F (B118 1st floor Building B Center for Education in Liberal Arts and Sciences)

座長:清原 慎(東北大学)、FENG Bin(東京大学)

  • 公募シンポジウム講演

[S4] S4.Materials DX for the research and development of structural materials for extreme environment (II)(1)

優れた産業基盤に支えられた我が国のマテリアル分野は、我が国の強みであると考えられてきた。しかしながら、米国などが、いち早くデジタル・トランスフォーメーション(DX)を材料開発ツールとして活用し始め、構造材料分野においても徐々に成果を生み出しつつある。一方、我が国でのDXへの取り組みは思うように進んでおらず、新規材料開発に向けたシーズ活用への挑戦が減速している。そのため、我が国の構造材料分野においても、産と学の双方が利便性を享受できるデータ創出や利活用の方法を整備し、データ駆動型材料設計を可能とするマテリアルDXの加速を早急に図っていかなければならない。このような背景のもと、金属材料を含む構造材料の研究開発に向けたマテリアルDXの構築を目的に、2023年秋期講演大会において学界と産業界が連携し議論する場を創成する公募シンポジウムを開催した。そこで前回に引き続き、構造材料におけるマテリアルDXの最新の知見を共有し議論ができるよう本シンポジウムを提案する。

Wed. Sep 18, 2024 10:30 AM - 11:50 AM Room H (A202 2nd floor Building A Center for Education in Liberal Arts and Sciences)

座長:吉見 享祐(東北大学)

  • 公募シンポジウム講演

[S4] S4.Materials DX for the research and development of structural materials for extreme environment (II)(1)

優れた産業基盤に支えられた我が国のマテリアル分野は、我が国の強みであると考えられてきた。しかしながら、米国などが、いち早くデジタル・トランスフォーメーション(DX)を材料開発ツールとして活用し始め、構造材料分野においても徐々に成果を生み出しつつある。一方、我が国でのDXへの取り組みは思うように進んでおらず、新規材料開発に向けたシーズ活用への挑戦が減速している。そのため、我が国の構造材料分野においても、産と学の双方が利便性を享受できるデータ創出や利活用の方法を整備し、データ駆動型材料設計を可能とするマテリアルDXの加速を早急に図っていかなければならない。このような背景のもと、金属材料を含む構造材料の研究開発に向けたマテリアルDXの構築を目的に、2023年秋期講演大会において学界と産業界が連携し議論する場を創成する公募シンポジウムを開催した。そこで前回に引き続き、構造材料におけるマテリアルDXの最新の知見を共有し議論ができるよう本シンポジウムを提案する。

Wed. Sep 18, 2024 1:00 PM - 4:25 PM Room H (A202 2nd floor Building A Center for Education in Liberal Arts and Sciences)

座長:大森 俊洋(東北大学)、及川 勝成(東北大学)

  • 企画シンポジウム

[KS] K4.Materials Science challenges for accelerating the Circular Economy

昨年の6月に第2分野の研究会として、先進国だけでなく途上国も含めた資源循環の現状と課題について、社会科学の専門家やメーカー、リサイクル企業の方々とともに講演・議論した。その続編として今回は、EUに対して出遅れ感がある国内のサーキュラーエコノミーに対して、周辺の材料分野や加工分野、計測分野におけるそれぞれの状況について、企業の方々とともに材料科学の研究者が一堂に会して講演・議論する。従来まで交流がなかった異分野が同じ視点をもつことで、改めて動脈経済と静脈経済の全体を俯瞰し、資源調達・生産・リサイクル全体の系を改めて意識するとともに、材料研究のあるべき姿を議論する。具体的には、鉄だけでなく、より身近な材料である紙のリサイクルも含めて、今日のシステムになるまでの経緯を講演いただくほかに、材料の循環に重要な役割をもつ成形技術や材料分析・評価の講演をもとに議論を進める。

Wed. Sep 18, 2024 1:30 PM - 4:45 PM Room L (B207 2nd floor Building B Center for Education in Liberal Arts and Sciences)

座長:田邉 匡生(芝浦工業大学)、小林 孝之(日本製鉄株式会社)

  • 公募シンポジウム講演

[S2] S2.Materials Science and Technology in High-Entropy Alloys (XI)(1)

2018年秋期講演大会より継続的に同一テーマにてシンポジウムを開催しており、今回がその第11弾となる。この研究分野は、現在世界的にも活況を呈しており、ハイエントロピー合金に関するシンポジウムがTMSやMRSなどの定期大会だけでなく独立な国際会議としても多数開催されている。本シンポジウムでは、ハイエントロピー材料の基礎及び応用に関する実験・理論計算からの研究に関する講演を広く募り、大学・企業・研究所の研究者の活発な議論の場を提供するとともに、これら研究者の有機的連携を促進しつつ、ハイエントロピー合金に関する科学的な疑問を解明すべく企画した。我が国においても、科研費・新学術領域研究「ハイエントロピー合金」(2018-2022年度)において数多くの有意義な研究成果が得られた他、そこから派生した研究プロジェクトが現在も国内で多数進行中である。この分野における最新知見の共有および幅広い議論を行うことにより、これまでに行われてきた研究のさらなる進展が期待される。
(第3分野、第4分野、および第8分野共催)

Wed. Sep 18, 2024 1:00 PM - 4:50 PM Room M (B208 2nd floor Building B Center for Education in Liberal Arts and Sciences)

座長:榎木 勝徳(島根大学)、西本 昌史(東北大学)