日本金属学会2024年秋期(第175回)講演大会

講演情報

公募シンポジウム講演

[S4] S4.極限環境対応構造材料のためのマテリアルDX(Ⅱ)(1)

優れた産業基盤に支えられた我が国のマテリアル分野は、我が国の強みであると考えられてきた。しかしながら、米国などが、いち早くデジタル・トランスフォーメーション(DX)を材料開発ツールとして活用し始め、構造材料分野においても徐々に成果を生み出しつつある。一方、我が国でのDXへの取り組みは思うように進んでおらず、新規材料開発に向けたシーズ活用への挑戦が減速している。そのため、我が国の構造材料分野においても、産と学の双方が利便性を享受できるデータ創出や利活用の方法を整備し、データ駆動型材料設計を可能とするマテリアルDXの加速を早急に図っていかなければならない。このような背景のもと、金属材料を含む構造材料の研究開発に向けたマテリアルDXの構築を目的に、2023年秋期講演大会において学界と産業界が連携し議論する場を創成する公募シンポジウムを開催した。そこで前回に引き続き、構造材料におけるマテリアルDXの最新の知見を共有し議論ができるよう本シンポジウムを提案する。

2024年9月18日(水) 13:00 〜 16:25 H会場 (全学教育推進機構講義A棟2階A202)

座長:大森 俊洋(東北大学)、及川 勝成(東北大学)

13:40 〜 14:20

[S4.5] [基調講演] ナノインデンテーション法による力学特性ハイスループット計測

*大村 孝仁1、謝 玉麟2、宮本 吾郎2、古原 忠2、井田 駿太郎3、吉見 享祐3 (1. 物材機構、2. 東北大金研、3. 東北大工)

キーワード:圧入変形、逆解析、応力ーひずみ曲線、複相組織材料、組成傾斜材料

ナノインデンテーション法に基づく逆解析によって応力ーひずみ曲線を予測する手法を紹介し、それを組成傾斜材などに応用して多様な組成・組織ー力学関係の取得をハイスループットで行う手法を述べる。

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