日本金属学会2024年秋期(第175回)講演大会

講演情報

公募シンポジウム講演

[S9] S9.データ創出・活用による磁性材料の研究開発II(2)

データサイエンス的手法を用いたデータ駆動型の先進的新規材料創製技術により、革新的な機能、従来を上回る性能強調を発現する、永久磁石、軟磁性材料、機能性磁性物質等の多種多様なエネルギー変換マテリアルを効率的に創出する新たな挑戦が始まっている。DX的手法により磁性材料マップを創製し、計測DXを活用した材料開発でそれをサポートしつつ、常にユーザーの立場でのデバイス開発とDXの視点が求められる。
本シンポジウムでは、データ創出・活用型マテリアル研究開発プロジェクト(DxMT)が構築している磁性材料マップやそれを支えるDX手法、材料研究などをいかに活用してデータ駆動型研究開発手法につなげるのかに主眼を置く。産業界における製品のブレークスルーにつながる磁性材料への期待も踏まえつつも、磁性材料を本シンポジウムにおける議論の具体的な題材、実例と位置づけることで、国内外の社会実装、産業振興に資する、幅広い材料への展開も見据えた広範なデータ創出・活用型磁性材料研究の発表と活発な討論、情報交換を期待する。

2024年9月19日(木) 09:00 〜 12:05 B会場 (全学教育推進機構講義A棟地階A002)

座長:大久保 忠勝(国立研究開発法人 物質・材料研究機構)、高橋 有紀子(国立研究開発法人 物質・材料研究機構)

11:40 〜 12:05

[S9.15] Nd-Fe-B 熱間加工磁石の3次元磁化反転過程解析に向けた磁区抽出

*諏訪 智巳1、鈴木 基寛3、大久保 忠勝4、入山 恭彦5、宮脇 寛5、谷口 卓也2、岡本 聡2 (1. 東北大(院生)、2. 東北大、3. 関西学院大、4. NIMS、5. 大同特殊鋼)

キーワード:Nd-Fe-B 磁石、熱間加工磁石、微細組織、磁区構造、3次元解析

本研究では、Nd-Fe-B 熱間加工磁石の磁化反転過程の解析に向け、3 次元 SEM と硬 X 線磁気トモグラフィーを統合した手法により、同一視野での微細組織と磁区構造の 3 次元観察、および高精度な磁区抽出を試みた。

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